2015年9月2日水曜日

「中国百科攻略ノート」 文化・芸術編文学 「古典文学の概括」

中国百科検定攻略への道 第4部 文化・芸術・風俗習慣 10 文学

中国古典文学 を追加しました。
中国古典文学は、「詩」と「文」(文語文)に分けられる。 「詩」と「文」
  • 「詩は『詩経』の四言詩から、漢代の歌話「楽府」の五言詩、七言詩が生まれ、唐代を迎える。宋代には詩余とも言う「詞」(楽曲に後から歌詞をつけたもの)が栄えた。
  • 「文」は、漢代宮廷文学の「辞賦」から発展して四文字、六文字で韻も踏む対句形式の「骈文」が栄えたが、唐代の韓愈や柳宗元は形式的な「骈文」を退け、自然な文体である「古文」を追求した。
小説では、
南北朝時代には奇怪な事を記す『捜神記』などの「志怪」小説、唐代には「伝奇」小説や『李娃伝』などの才子佳人小説が栄えた。

「文」に対して、
民衆の文芸には口語体に近い「白話」がある。

  • この系統には唐代の民衆むけの仏教布教の語り物「変文」(20世紀に敦煙で発見)がある。
  • 宋代以降、都市が発達して演劇が栄えた。
  • 元代から明代にかけて完成されたという『西遊記』、
  • 明代の『牡丹亭還魂記』、
  • 清代の『桃花扇』が有名である。
白話の芸能は、明代の「四大奇書」、清代の『紅楼夢』『儒林外史』などの白話小説に結実する。

文言より低い「俗」とされた白話は、20世紀西洋文学と出会い新しい文体に練り上げられた。こうして生まれた新い、口語の文学が、中華人民共和国の共通話である


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2015年8月4日火曜日

「中国百科攻略ノート」  言語 「地域性」とステレオタイプな話

中国百科検定攻略への道 第4部 文化・芸術・風俗習慣 9 言語編

地域 を追加しました。
 日本では東日本と西日本と二分されることが多いが、中国では南中国と北中匡に二分される。
 中国語の「東西」は「東奔西走」のように具体的な方位を表さないことがあるのに対して、「南北」は具体的な方向を指す。

 この分岐を成す最大の要因は秦嶺淮河線にあるというのが通説である。左の図はウィキペディアから転載したものであるが、淮河は黄河と揚子江の間を東西に走り、一方秦嶺山脈は中国中部を東西に走る山脈で東はちょうど淮河に連なる。この秦嶺と淮河を結ぶ線で気候が二分され北は冬季には河は凍結し、また温帯と亜熱帯を分ける地理分界線でもある。一月の気温の0度等温線もこの秦嶺淮河線を通る。また、この線は穀物の分界線でもあり、北は麦作南は稲作が中心である。このことは中国のステレオタイプの話の際にはよく話題に上る。 「南船北馬」は、川や運河の多い南中国では移動手段として船が、北中国では馬が用いられたことを言っている。一般的に言って南中国は柔らかなイメージで北中国は硬いイメージで捉えられる。これは南方方言と北方方言のイメージと一致している。 普通話と呼ばれる標準語は北方語を基本としたものであるが、南方的な要素も混入しており、中国語話者の多くは、それを即時に聞き分ける。 たとえば、「とても」という意味で‘‘蛮”を用いるのは南方的であり、“去过没有?”に対して“有没有去过?”のように“有没有”を反復させる疑問文は台湾に由来するといった語感は、なお中国語母語話者にはあるようである。


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2015年7月26日日曜日

「中国百科攻略ノート」 言語 「方言と標準語」

中国百科検定攻略への道 第4部 文化・芸術・風俗習慣 9 言語編

方言と標準語 を追加しました。
まずは標準語ありき。そのうえで方言や如何にとなる。
現代中国語の標準語(普通話)は以下のように規定されている。
(1)北京語の発音を標準音とする。
(2)北方方言を基礎方言とする。
(3)1930年代以降の口語による典型的な作品を文法の規範とする。
この標準語のことを台湾や香港では国語、東南アジアでは華語と呼ぶことが多いが、英語では、MandarinChinese(官話)と言われる。
標準語が上記のように定義されたことを踏まえたうえで、方言についていうと、中国語ではおおきな分類として八つに分類できる。
中国語には、多くの方言があり、相互にコミュニケーションができないことが多い。にもかかわらず、それなりの意思疎通ができるのは、とりもなおさず漢字という言語体系によることが大きい。中国でテレビを見ればわかるが、地方都市でテレビを見ると中国語のセリフがスクリーンで話されていても、スクリーンにはスーパーが表示されていることが多い。最初は不思議に思い、中国語を喋っているのに、何で漢字のスーパーが表示されるのだと聞いたところ、中国では話し言葉はローカルでないとなかなか通じない。しかし漢字ならば、相互の意思疎通は可能だということであった。改めて中国の大きさと文字のもつ威力に感心させられたものだ。方言はふつう以下のような8大方言に分けられる。
(1)北方方言:中国の北方や南方の一部など広い地域で話される。
(2)呉方言:上海・蘇州一帯で話される。
(3)湘方言:湖南省一帯で話される。
(4)赣方言:江西省・湖北省の一部で話される。
(5)客家方言:中国南部や台湾に広く散らばっている客家と呼ばれる人たちが話している言葉。
(6)闽北方言:福建省北部や台湾の一部で使われている。
(7)闽南方言:福建省や台湾などで話される。
(8)広東方言:広東省や香港などで用いられている。
闽北、闽南と併せて闽語とし7大方言とする見方もある。
中国は北方と南方と分け、中国語をごく大まかに北方語、南方語と二分することも少なくない。“南腔北調”という言葉は、なまりが強い南北各地の方言が飛び交う様を言ったものである。北方語は硬く、南方語は柔らかく響くとされるが、南方語の1つである広東方言は、普通に話していても喧嘩をしているように聞こえるなどと言われることもある。


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2015年6月26日金曜日

「中国百科攻略ノート」 文化芸術編 言語 「中国語とは」

中国百科検定攻略への道 第4部 文化・芸術・風俗習慣 9 言語編

第1節 中国語とは加しました。

言語を科学的にとらえようとする場合、いくつかの切り口がある。
 結論的には分かったような分からないような結論だが、結局は漢族の話す言葉というのに尽きるような気がする。



  1. 比較言語学から見ると、諸説あるが、中国語とチベット語は、同系統の言語で一括りされるが、さらにそれはシナ語群(Sinitic)とチベット・ビルマ語群(Tibeto-Burman)に分かれる(派生する)。そして、そのシナ語群はまたいくつかに派生する。 中国語とは、広義にはそのシナ語群に属する言語のことであり、狭義には、後述するように中華人民共和国が定めた民族共通語のことをいう。簡体字という略字体を用いる。

  2. 言語類型論から見ると、中国語は典型的な孤立語であり、文中において各語が孤立している。日本語のテニヲハのような膠着成分である助詞も乏しいし、語自体に品詞を表す標識も存在しない。さらに中国語の大きな特徴として声調言語(252頁参照)であることも重要である。 

  3. 言語類型地理論から見た中国語 類型的には中国語はov言語とVO言語の中間的性格を示す。現在の中国には55の少数民族がいるとされ、中国は多重民族国家なのである。しかし、漢族がもっとも大きな集団であることは間違いのないことである。中国語とは、漢族の話す言葉と定義することができる。
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