中国百科検定攻略への道 第4部 文化・芸術・風俗習慣 10 文学
中国古典文学 を追加しました。中国古典文学は、「詩」と「文」(文語文)に分けられる。 「詩」と「文」
- 「詩は『詩経』の四言詩から、漢代の歌話「楽府」の五言詩、七言詩が生まれ、唐代を迎える。宋代には詩余とも言う「詞」(楽曲に後から歌詞をつけたもの)が栄えた。
- 「文」は、漢代宮廷文学の「辞賦」から発展して四文字、六文字で韻も踏む対句形式の「骈文」が栄えたが、唐代の韓愈や柳宗元は形式的な「骈文」を退け、自然な文体である「古文」を追求した。
南北朝時代には奇怪な事を記す『捜神記』などの「志怪」小説、唐代には「伝奇」小説や『李娃伝』などの才子佳人小説が栄えた。
「文」に対して、民衆の文芸には口語体に近い「白話」がある。
- この系統には唐代の民衆むけの仏教布教の語り物「変文」(20世紀に敦煙で発見)がある。
- 宋代以降、都市が発達して演劇が栄えた。
- 元代から明代にかけて完成されたという『西遊記』、
- 明代の『牡丹亭還魂記』、
- 清代の『桃花扇』が有名である。
文言より低い「俗」とされた白話は、20世紀西洋文学と出会い新しい文体に練り上げられた。こうして生まれた新い、口語の文学が、中華人民共和国の共通話である
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